「明日へ~支えあおう」を見た話
「明日へ~支えあおう 福島県相馬市・頑張るよりしょうがねえ 瀬戸際の介護現場で」を見ました。
老老介護のある夫婦を追った話だが、数年前のわが家を見ているようで少し辛かった。
震災で頼りにしていた息子さんを失ったという点では違うが、母がリハビリに疲れ果て、父も励ましながらも疲れ果てという構図が重なったのです。
頼りになるはずの行政も人手不足。
ヘルパーさんも介護士さんもギリギリの状態。
原発を避けて若者が相馬を去っていくという状況で、介護施設への入所もままならない。
市が無料で介護士免許取得を支援するも、みな他所に行ってしまうという…。
まぁ図々しいといえばそれまでだが、その辺はみな諦めの境地に達してしまっている。
さて、先の老夫婦。
息子さんを亡くし、鬱になってしまったという奥さん。
夢に出てくると言っては泣き続ける。
まさに四面楚歌だが、凄いのが旦那さん。
80をとうに過ぎた身で、家を再建するという行動に出るのです。
死にたいと言うなら仕方ない、せめて自分の家から旅立ってくれと奥さんを励まします。
この前向きな姿勢は、全て奥さんへの愛情からだが、自身の元気の基でもあると思う。
番組は立派な地鎮祭を無事迎え、奥さんに伝える所で終わる。
家の完成は9月ごろになるという。
お二人の今後が気になってならない。
その後の顛末を伝えてくれないだろうか…。
「頑張るよりしょうがねえ」が口癖だという、旦那さんの願いが叶うと良いな。
静かな生活に戻れる事を願ってやみません。
…もうちょっとお料理を勉強しようね~と思ったが、無理かなぁ(^^ゞ
心身ともに切羽詰まると、自分でも思いがけなく残酷な言葉が出ます。
食事の時、体を支えられない奥さんに、旦那さんが言い放った「わざとやってんのか!!?」
夜中に何度も壁を叩いて呼ぶ母に、鋭い言葉を投げつけた自分に重なりました。
あの時の母の哀しそうな表情が、今でもたまに思い浮かびます。
父と私が全部介護したので、たまに来てへらへらしている妹弟を憎みかけた事もありました。
とにかく自分一人で抱え込むと、ろくな事はありません。
あの時期、わが家は一切行政には頼りませんでしたが、頼っても良かったんですよねぇ。
國村さんの語りは、優しく淡々と…時にはユーモラスに伝えてくれました。
あの語りが無かったら、もっと重苦しくなっていた番組かもしれません。
ああ、また言いますが、お二人のその後を是非追っていただきたいです。
ここで書いていても仕方ないでしょうが。
老老介護のある夫婦を追った話だが、数年前のわが家を見ているようで少し辛かった。
震災で頼りにしていた息子さんを失ったという点では違うが、母がリハビリに疲れ果て、父も励ましながらも疲れ果てという構図が重なったのです。
頼りになるはずの行政も人手不足。
ヘルパーさんも介護士さんもギリギリの状態。
原発を避けて若者が相馬を去っていくという状況で、介護施設への入所もままならない。
市が無料で介護士免許取得を支援するも、みな他所に行ってしまうという…。
まぁ図々しいといえばそれまでだが、その辺はみな諦めの境地に達してしまっている。
さて、先の老夫婦。
息子さんを亡くし、鬱になってしまったという奥さん。
夢に出てくると言っては泣き続ける。
まさに四面楚歌だが、凄いのが旦那さん。
80をとうに過ぎた身で、家を再建するという行動に出るのです。
死にたいと言うなら仕方ない、せめて自分の家から旅立ってくれと奥さんを励まします。
この前向きな姿勢は、全て奥さんへの愛情からだが、自身の元気の基でもあると思う。
番組は立派な地鎮祭を無事迎え、奥さんに伝える所で終わる。
家の完成は9月ごろになるという。
お二人の今後が気になってならない。
その後の顛末を伝えてくれないだろうか…。
「頑張るよりしょうがねえ」が口癖だという、旦那さんの願いが叶うと良いな。
静かな生活に戻れる事を願ってやみません。
…もうちょっとお料理を勉強しようね~と思ったが、無理かなぁ(^^ゞ
心身ともに切羽詰まると、自分でも思いがけなく残酷な言葉が出ます。
食事の時、体を支えられない奥さんに、旦那さんが言い放った「わざとやってんのか!!?」
夜中に何度も壁を叩いて呼ぶ母に、鋭い言葉を投げつけた自分に重なりました。
あの時の母の哀しそうな表情が、今でもたまに思い浮かびます。
父と私が全部介護したので、たまに来てへらへらしている妹弟を憎みかけた事もありました。
とにかく自分一人で抱え込むと、ろくな事はありません。
あの時期、わが家は一切行政には頼りませんでしたが、頼っても良かったんですよねぇ。
國村さんの語りは、優しく淡々と…時にはユーモラスに伝えてくれました。
あの語りが無かったら、もっと重苦しくなっていた番組かもしれません。
ああ、また言いますが、お二人のその後を是非追っていただきたいです。
ここで書いていても仕方ないでしょうが。
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